2016年12月7日
イベント
【遠農開放講座】しめ縄を作ろう
遠別農業高校の開放講座
遠別農業高校では毎年、開放講座という名の町民向けの講座を開講しています。今年は<しめ縄づくり>と<鏡餅づくり>。
今回はしめ縄づくりの様子をご紹介します。
しめ縄の意味
日本におけるしめ縄は、神の領域と現世を隔てる結界となり、その中に不浄なものが入らないようにする役目も果たします。 その由来は、天照大神が天の岩戸から出た際に、再び天の岩戸に入らないようしめ縄で戸を塞いだという日本神話にあるとされ、「しめ」には神様の占める場所という意味があるといわれています。担当は前田先生
しめ縄づくり講座の担当は前田先生。正月に向けたしめ縄づくり、ということで町民の方も参加しています。しめ縄の材料となるのは菅(スゲ)という植物。それぞれしめ縄一つに使う分量を分けて、まとめていきます。
まとめたスゲをぐるぐると巻いていきます。
まとまって縄になると麻ひもで仮止めをします。
余分な部分を切断。
土台の部分の完成です。この後は宝船部分の飾り付け。
約一時間程度でしめ縄の完成です。
このほか、小さなサイズの車用のしめ縄も作りました。
今ではスーパーなどでも手軽に手に入るしめ縄。材料を揃えて一から手作りとなるとその分手間はかかりますが、こうやってひとつひとつ手仕事で作るしめ縄は市販のものとは違う愛着がわくものです。
次回の遠農開放講座は12月27日(火)鏡餅づくりを予定しています。
<写真/文 NPO法人えんおこ 原田>