2015年9月16日
イベント学生
【平成27年度体験入学】中学生が経験した、遠農での一日
平成27年度の体験入学が行われました
晴天に恵まれた9月16日。日本最北の農業高校《遠農》で体験入学が行われ、北は稚内市から南は留萌市までの中学生が集いました。
遠農の生徒の皆さんも緊張しながらしっかりとご案内。
普段から遠別町のイベントで加工品の販売などをしているだけあって、対応はお手の物。危なげなくこなしています。
開会式とオリエンテーション
体験入学の参加者、遠農の農生会の皆さんが体育館に集まり早速平成27年度の体験入学が始まりました。太田校長先生からの挨拶。中学生の皆さんは静かに聞いています。
農生会の生徒から、学校生活についての説明。実習について、海外研修についてなどバラエティ豊かな学校生活について体験をもとに教えてくれます。
いざ、体験学習へ
遠農の体験入学は遠農の実習で行う少し変わったメニューがたくさん。
- 作物の生産体験〜この種は何の種?
- お肉の加工体験〜おれのソーセージは世界一だ!
- 草花の栽培体験〜お花を綺麗にアレンジしちゃお♪
- 羊毛の加工体験〜羊毛を使ったストラップ作り!
- 小麦粉の加工体験〜美味しいクッキーを作ろう!
作物の生産体験:前田先生
実際にある種を見ながら、この種は何の種なのか?この種がどう成長していくのか?スケッチしながらみんなで考えています。
遠農の畑《富士見農場》でとれたとうもろこしを茹でるのも生徒の仕事。みんなで美味しくいただきました。
もちろん、先生も一緒にとうもろこしを味わいます。
お肉の加工体験:徳山先生
続いて、徳山先生の担当するソーセージ作りの体験学習。ソーセージを自分で作るなんてなかなかできる体験ではありません。中学生の皆さんも慣れない手つきで頑張りました。どんどん長くなるソーセージ。遠農の生徒の皆さんがしっかりとアドバイス。
初めてのソーセージ作りでもこんなにしっかり作れました。
草花の栽培体験:大野先生
遠農の校舎前に広がる大きな花壇。そこに咲いている花を使ったフラワーアレンジを体験します。色とりどりの花から、好みの花を探してアレンジ。
とても可愛いフラワーアレンジの出来上がり。
羊毛の加工体験:石川先生
春に毛刈りした羊の毛を使って羊毛でストラップ作り。チクチクと針を刺していく作業が続きます。チクチク。
ひたすらチクチク。作業をしながら、中学生の疑問に答える遠農の生徒たち。
教室の前に佇む羊毛でできたぬいぐるみが眺めています。
小麦粉の加工体験:佐藤先生
佐藤先生が教えるのはクッキー作り。中学生の皆さんも持参したエプロンと三角巾をつけて体験に臨みます。遠農の生徒はおなじみの実習服。
クッキー作りはやっぱり中学生の女の子に大人気。賑やかな雰囲気で作業が進みます。
少し変わった体験ができる遠農の体験入学
遠農では普通科のほか、専門科目があるため先生の皆さんもそれぞれ個性的。だからこそ、体験入学もバラエティに富んだ内容で実施できます。普通科の勉強をしながら、自分で何かを作る、創る、育てるということを経験できる高校。卒業生の皆さん全員が農家になるわけではないですが、大学や専門学校などに進学したあともしっかりと体に残るのは何かを生み出す経験。
少人数の、小さな高校だからこそ生まれる空気感を一度体験しに来てみてください。
《写真/文 NPO法人えんおこ 原田》