2023年8月24日
【高体連陸上】全道新人大会出場決定
令和5年8月19～20日第38回高体連陸上 名寄支部新人大会が、士別市陸上競技場で開催されました。
遠農陸上部からは、6種目4名の選手が出場。
そして、見事、4名全選手が5種目で「全道新人大会出場」の切符を手に入れました！
今回は、来月9月20～22日に行われる全道新人大会出場を控えた遠農陸上部の選手たちをご紹介します。
4名の選手を全道大会へと導いた顧問「伊藤 航先生」
学生の頃から陸上で心身ともに鍛えてこられた顧問の「伊藤 航先生」
「走・跳・投の最高峰を決める競技」と呼ばれる10種競技で活躍されていたそうです。
経験豊富な伊藤先生の指導は、陸上経験のない選手たちを一歩一歩、確実にレベルアップさせてきました。
選手たちとの練習風景や話をしている姿からは、先生と言うより「先輩」「お兄ちゃん」という雰囲気を感じました。
この心地良い距離感が、暑さや厳しい練習の中でも「笑顔があふれる」要因なのかなと感じました。
男子200m 全道新人大会出場決定 盛合 洸希
中学時代は、喘息のため運動を制限されていた「盛合 洸希選手」
運動が出来る喜びを感じながら、日々、練習に取り組んでいます。
大粒の汗が目に入るたびに「目が～ 目が～」と開かない目をおさえている姿が印象的でした。
でも、私には、汗という「運動した証」を楽しんでいるようにも感じましたよ。
全道大会での目標
「納得のいく走りをする！」
男子ハンマー投、男子やり投 全道新人大会出場決定 木戸 結心
なんと、この半年で約20㎏の減量に成功したコツコツ努力家の「木戸 結心選手」
卓球から陸上に転向し痩せたいモードに火がつき、ライザップならぬ通称「遠ザップ」でスリムボディを手に入れました。
遠ザップポイントは、「①陸上」「②おやつを控える」「③ご飯の量を減らす」だそうですよ。
全道大会での目標
「やり投げ35ｍ、ハンマー投げ25ｍ！」
（※伊藤先生より、この目標は高めの設定とのことです。）
男子円盤投 全道新人大会出場決定 大安 龍飛
体を動かすことが好きだったため陸上部に入部したという「大安 龍飛選手」全道大会には出場する気マンマンだったという大安選手は、あまり緊張も感じないという心臓の強さが魅力。
この調子で、本番も頼みますね！
全道大会での目標
「自己ベスト更新！」
男子砲丸投、男子円盤投 全道新人大会出場決定 泊村 陸
中学時代はバレーボールに励み、遠農でもバレーボールを続けようと思ったらバレーボール部がなくなっていたという「泊村 陸選手」
体を動かすことが好きという泊村選手は、体格にも恵まれ、醸し出す雰囲気から1年生ながら一番落ち着きを感じました。（2年生に怒られそう…）
全道大会での目標
「全道1位を目指す！」
女子部員も頑張っています
この日は、1名しかいないという女子部員の「岡江さん」も猛暑のなか練習に励んでいました。ニコニコと控えめな印象でしたが、目には力があり凛とした強さを感じました。
岡江さんは、継続的に体を動かし心身を鍛えることを目的とし活動をしています。
伊藤先生は「陸上を通して、競技力の向上と豊かな人間形成を図りたい」とおっしゃており、競技にこだわらず、自身の成長のために取り組む部員も全力でサポート！
「女子部員も増えてくれるといいね」と岡江さんに声をかけたところ、はにかんで頷いてくれました。
陸上部員に聞いてみた！ズバリ、遠農陸上部のいいところは？
厳しいなかでも、楽しみながら活動できるところ！
でしょうね！
だって、みんな、「苦しい～」「暑い～」「キツい～」って言いながらも笑顔ですもの。
その表情がすべてを物語っていました。
全幅の信頼を寄せる顧問と苦楽をともにする仲間がいれば、こんなに素敵な笑顔があふれるんですね。
来たる9月の全道新人大会では悔いのないようすべてを出し切り、最高の笑顔で戻ってきてくれることを祈っていますね。
伊藤先生、部員の皆様、貴重なお時間をありがとうございました。
（撮影：NPO法人えんおこ 原田啓介、文：NPO法人えんおこ 小林由美子）
