遠農日記

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2020年10月26日
コラム

【遠農物語とそのつづき】「生徒」から「先生」になるために

遠農物語とそのつづき

新型コロナウイルスの影響もあって更新の時間が空いてしまいました。久しぶりの更新は「遠農物語とそのつづき」。

これまで、遠別農業高校<遠農>で多くの遠農生を撮影し、入学そして卒業までを見送ってきました。卒業生は今頃どうしているのだろう。元気に暮らしているのだろうか、大丈夫かな。長く遠農生を見ていると、そんな親心に近い気持ちが湧いてきます。


遠農を卒業してひとりの物語を紡ぎ始めた卒業生たちにスポットをあてたシリーズ。
今回は遠農を卒業して札幌の大学で国語の教員を目指す鬼頭さん。遠別農業高校で教育実習を実施している現場を訪ねました。


 

教わる立場から教える立場へ

遠農生時代からこの遠農物語の記事内にも多く登場している鬼頭さん。当時は学生として学んでいる姿を撮影し、今回は教壇に立ち、教えている様子を取材させていただきました。









撮影をしていると、少し不思議な心境になりました。当時の遠農生が、今は後輩の遠農生に教える立場に。





教え子が、教壇に立つ姿を見守る鴇田先生。







教育実習がスタートして約3週間を過ごしているということもあり、遠農生とコミュニケーションを図りながら順調に授業が進みます。










無事、この日の授業は終了。



 

高校時代に目指した教員の姿

教育実習も終盤。この教育実習でどんな経験をしたのか、授業後に少しだけお話を伺いました。

ーー教育実習、どうでした?ーー

「教材研究が大変でした...もともと苦手意識を持っていた分野の時期に当たったので...それでも生徒との関わりが何よりの励みになりました!」

ーーいちばん印象に残っているのはどんなことですか?ーー

「放課後の部活を見に行ったり教室を訪ねたり、生徒と積極的に関わるようにしていたのですが、仲良くなった生徒は授業を真剣に聞いてくれたり、生徒から声をかけてくれたりしたのが嬉しかったです。普段の生徒との関わりが授業にもつながっている感覚は新鮮でした!」





ーー高校生の頃に思い描いていた教員像は教育実習に来てみて変わりましたか?ーー

「高校生の頃は、教員の表の面しか見えていなくて、生徒と関われて楽しそうだな、という印象だったのですが、実際には授業の準備に何時間もかかったり、やることも多くて大変だな、と思いました。笑 それでも、教員を目指す気持ちは変わらないです!」


ーー高校で農業を学んだことでその後生きたことはありますか?ーー

「今は農業の分野に進んでいないので直接は結びついていませんが、友達との話題作りに役立ったり、家で家庭菜園をはじめるきっかけになりました。農業クラブの活動で校外の人とたくさん関わったり、人前で話すことに慣れることができたのは本当に役立っています。」



ーー最後に、遠農に興味を持っている人にひとことお願いしますーー

「よく言われることなんですけど、先生と生徒の距離が近くてなんでも相談できる環境が整っています。農業にかかわらず、私のようにいろいろな進路の方向が考えられるのでのびのびと生活できると思います。あとは夕陽、海が綺麗で、羊がかわいい!」





最後に、当時の担任で今回の担当教員でもある鴇田先生とツーショット。遠農物語のそのつづき、ここからさらに続いていく物語が楽しみです。



第46期生/鴇田組】卒業式が行われました

 

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<写真・文/NPO法人えんおこ 原田>

 

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