2018年6月12日
イベント
【放課後教室ゆくすえ】大人が教えてくれないホントのお金の話
第3回放課後教室ゆくすえが行われました
放課後の遠別農業高校の教室に遠農生や先生、町民が集い同じ時間を過ごす<放課後教室ゆくすえ>。第3回は遠別町唯一のドラッグストアを運営しているクニベドラッグの店長國部雅人さんをゲストに実施しました。今回も遠農生を中心に30名近くの参加者が集い、楽しい時間を過ごしました。その様子をご紹介します。
大人が教えてくれないホントのお金の話
今回、國部さんが持ってきてくれたテーマが<大人が教えてくれないホントのお金の話>。社会人としてこれまで得た経験、町内でお店を運営してきた経験を生かしたテーマを遠農生と一緒に考えます。学校の授業の中ではなかなか触れられない現実の話、大切だけどなかなか触れられないお金にまつわる話に遠農生も驚きながら真剣な眼差しで見つめています。
國部さんの経験に基づいた話や、時折冗談を交えながら和やかなムードでトークは続きます。
ワークショップ/ドラッグストアの店長体験
みんなで行うワークショップ。今回はドラッグストアの店長として陳列棚の商品ラインナップを考えてみよう!という内容でした。店長のさじ加減で商品の売り上げが変わり、赤字になるのか黒字になるのかも采配次第。責任重大な店長はくじ引きで決めます。
それぞれ、店長が決まったら早速陳列する商品の検討。4品の消臭アイテムから3つを選択し、置き場所、仕入れ数、販売価格をそれぞれ考えていきます。
売れ筋商品、原価が安い商品、高級な商品、それぞれの商品のメリットやデメリットを比べながら自分たちのお店に陳列する商品を相談する時間はあちこちから楽しそうな声が聞こえてきます。
普段、お客として見ているお店の陳列を店長目線で考える時間はとても新鮮。
店長によるプレゼンタイム
そして開店時間がやってきました。それぞれのドラッグストアに陳列する商品を責任者である店長から理由を交えてプレゼンタイム。4つの商品と3列の陳列棚という少ない選択しながら、それぞれ個性的な陳列を打ち出してきました。それぞれのお店の陳列と仕入れ、販売価格をもとに國部さんが考案した計算式に当てはめて売り上げを出していきます。結果はどうなったでしょうか。
2つのお店が黒字となりました。1つのお店は大きな赤字に。1つの判断がここまで売上に影響するなんて...と参加者から驚きの声が上がります。
終わりに
楽しく学ぶワークショップも終わり、放課後教室ゆくすえもそろそろ終わりの時間。今回のゲストである國部さんから参加者へ一言。学生時代だけじゃなく、社会人になってからも学ぶことがたくさんあるということ。そして今回参加した大人たちは大体が学生時代にもっと勉強しておけばよかった...と後悔しているということ。
『トレーニングをろくにしないせいで大した選手になれず40代を迎え、そのことを激しく後悔し、神様にお願いして20歳若返らせてもらった』という野球選手であるダルビッシュ有選手の生き方を例に出しながら高校生に伝えます。
終わりにはおきまりのゆくすえポーズで参加者全員で記念撮影。
放課後の遠別農業高校の教室に遠農生や先生、町民が集い同じ時間を過ごす<放課後教室ゆくすえ>。このつながりから遠農生や参加者、まちにとって少しでも右肩上がりのゆくすえにたどり着けることを期待して。
<写真・動画・文/NPO法人えんおこ 原田>
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関連サイト
別にそんなに遠くない、遠別町。http://www.town.embetsu.hokkaido.jp/
ふるさとチョイス/遠別町
https://www.furusato-tax.jp/japan/prefecture/01486