遠農日記

HOME遠農日記 > 【プロジェクト計画発表会】高校、町のこれからを考える若者たち

ここから本文です。

2016年4月27日
コラム

【プロジェクト計画発表会】高校、町のこれからを考える若者たち

プロジェクト計画発表会が開催されました

遠別農業高校では学年ごとの授業や実習の他に、学年を跨いで分会に分かれそれぞれの研究テーマのもと年間を通して活動する《分会活動》があります。

4月26日、その分会活動のプロジェクト計画発表会が開催されました。その様子をご紹介します。


農業基礎分会

4月に入学したばかりの1年生も《農業基礎分会》として『かぼちゃの品種比較試験』のテーマで発表します。スライドの準備、発表、セッティングすべて生徒が行います。







農業に初めて触れる生徒も多い一年生。かぼちゃの栽培を通して、農業の基礎・基本を身につけていきます。
 

乳肉加工分会


遠農サフォーク羊を通して地域にアプローチ、遠別町をはじめ留萌管内を元気にするための取り組み。






私たち、NPO法人えんおこと協力して広がりのある取り組みを年間通じて行っていきます。高校生ながら、3年生のプレゼンテーションと資料はとても質の高いものでした。

羽幌町にある旅館、冨士屋旅館の料理のメインディッシュに遠農のサフォーク羊肉を提供するなど広がりのある活動をこれまでもしてきました。今後はさらに活動に広がりを見せていくとのこと。私たちNPO法人えんおことも協力しながら取り組んでいきます。
 

園芸分会

全員男子学生の園芸分会。遠別町の新たな特産品の研究と、日本海に面している珍しい農業高校ならではの取り組みについての発表です。






遠別町の特産品であるホタテの貝殻を利用したほうれん草の有機栽培や風の強い遠別町で、度々発生する風倒木を利用したシイタケ栽培など、遠別町の特性を生かした取組。

 

畜産分会

続いて畜産分会。遠別農業高校で生産しているもち米から出るくず米を代替飼料としての活用する方法を検討していきます。





遠農産のくず米で育った遠農サフォーク羊、というブランドの可能性を模索していきます。

 

農産加工分会

遠別町に現存していない《パン屋さん》の役割を農産加工分会が担い、町の活性化につながるパンの開発を目指します。







人口減少、高齢化という町の課題に遠農生としてできる問題解決を目指す。遠農だからこそ、できる取り組みです。

 

作物分会


遠別町の立地を生かし、日本海のミネラルを活用した遠農トマト栽培にへの取り組み。



糖度の高いトマト栽培に日本海の海水の活用方法の模索について。日本海に隣接した遠農ならではのオリジナルトマト。


 

農生会執行部

遠農の活動の中心となる農生会執行部の発表。





今の遠農にある課題を見つけ、《ennou pride》を持てるように。


 

高校生が考える《高校のこれから、町のこれから》

7つの分会のうち、4つの分会が《高校のこれから》や《町のこれから》を憂慮した内容のものが含まれていました。自分たちの通う高校をもっとよくしていきたい、町をよくしていきたい、という思いが研究テーマに込められています。





私たちのような地域づくりに携わるおとな、遠別町に住むおとな全員に聞いて欲しい内容の発表ばかり。町のことを高校生なりに考えた発言の一つ一つが眩しく感じられます。

そんな未来ある高校生たちを私たち遠別町に住むおとなで支え、明るい遠別町の未来を作っていけるように、そう考えさせられた時間でした。

今後の研究活動が楽しみです。


《写真/文 NPO法人えんおこ 原田》

NPO法人えんおこフェイスブック

本文ここまで

ここからサブメニュー

サブメニューここまで

ページの先頭へ戻る

ここからフッターメニュー

フッターメニューここまで